国際資産税専門税理士の考えごと

資産税(相続税・贈与税・譲渡所得など)の解説

確定申告会場のことで小耳にはさんだこと

先日、「贈与税の申告は2月3日から」と書きましたが、「どこで申告したらいいの?」という方がおられました。

「税務署では?」と聞き返したのですが、「税務署で、確定申告会場は2月17日からです。それ以降に会場に行ってください。」と追い返されたとのことです。

うーん、法令で定められている義務を履行するのに、本来、行政はそれに沿う運営をすべきでしょうが、その対応はいかがなものかな・・・と思います。もちろん自己申告ですが、せめてその場所ぐらいは提供してもいいんじゃないかなぁ。だって、税法に従ったことをするんですよ。これって、納税者側のわがままですかね?

それなら当局としては、「だったら、自宅でe-taxでしてください。」となるのでしょうか。

いやいや、ちょっと待って。それは会場の開設日と別の話でしょ。職員の人員配置の問題?それも違うでしょ。やっぱり最低限、法令に沿った運営をしなきゃ。

また、確定申告会場では長時間立ちっぱなしで、さらに資産税が絡む申告では、面倒な計算や特例の検討をしなくてはなりません。特にお年寄りの方々ですが、体調を崩されることがあるようです。あと、妊婦の方も本当に大変だと思います。しんどくなったら、職員にすぐ助けを求めてください。毎年どこかの申告会場で、救急搬送される方がおられるようです。決して無理をされませんように。